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■ 薪ストーブについて >> 薪ストーブを薦める理由は? |
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地球にやさしい自然エネルギー「木」を使いましょう
(1) 最近の地球事情・・・どうなるの? |
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地球は太陽から日差しを受けて暖められ余分な熱を赤外線の形で宇宙に放出してバランスを取っています。
近年、人為的に排出されるCO2などが急激に増えたため、温室効果ガス(CO2,CH4,N2O、オゾン)の濃度が上昇。
熱を上手く放出できなくなっています。 これが、地球の温暖化を進めていることに・・・。 |
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地球全体の平均気温はこの100年間で0.3〜0.6℃も上昇しています。
日に日に地球温暖化が進んでいます。
このまま上昇を続けていくと・・・
・自然の生態系破壊
・水不足や水害
・海水の膨張
・極地の氷が溶解し、海面が上昇し、沿岸地域の水没
・食糧危機
・熱射病などによる死亡率増加
・光化学スモックによる健康被害 ・・・・などなど悪い影響ばかりがおよぼされます。
産業が発達し、石炭、石油、ガスなどを大量消費するようになり、 さらに、森林の伐採が進んで、本当なら自然界に吸収されるCO2がたまってしまうのも一因。
地球規模で考えて改善していかなければいけない問題です。 |
(2) 私たちに出来ること
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身近なところでは、家電製品、車と並んで冷暖房器具によるCO2排出が問題。
では、出来るだけCO2の排出の少ない暖房器具を選びましょう。
下の表で、木(薪)を1とした場合のCO2の排出量を燃料別にみてみました・・・。 |
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※電気はその場ではCO2を出していませんが、電気を作る火力発電所では
たくさんの化石燃料を焚いてCO2を排出し、かつ、亜酸化窒素も排出しています。 |
(3) 木質系バイオマス(Biomass)として
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「木」は自然エネルギーでバイオマスとして、環境負荷の低減に役立っています。
バイオマスは動植物から生まれた再生可能な有機性資源のこと。
石油などの化石燃料と異なり、バイオマスは燃料として利用しても、実質的に大気中のCO2を増加させることがありません。 |
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薪ストーブは、暖房や調理のために薪を燃やします。木が燃えれば、当然CO2が発生します。
しかし、このCO2を生み出す炭素は、木が生長する過程で空気中のCO2から光合成によって取り込んだもの。
空気中のCO2を分解し炭素として蓄えていた木が、燃えるとその炭素をCO2として空気中に戻します。
そして、燃やした分の木を新たに育てれば、発生させた料のCOを空気中から取り除き、再び木の中に蓄えることが出来ます。
このサイクルが成り立つ限り、暖房などのエネルギーとして木を燃やしても実質的には空気中のCO2を増やすことになりません。
さらに、薪として利用する木が、従来は使用されていなかった間伐材や製材時の切り屑、建築の残材、街路樹の手入れで出る枝などの場合、
燃やさなくても腐敗してCO2を発生させます。しかし、暖房などのエネルギーとして利用すれば、その分の化石燃料の使用を減らし、CO2の発生を防ぐことができます。
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化石燃料は燃焼すれば消えてしまい、バイオマスのように循環して使い続けることは出来ません。 |
(4) 薪ストーブの魅力 |
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以上のように、CO2 排出量が一番少ない燃料は「木」ということがおわかりいただけましたか?
薪ストーブの魅力は自然エネルギーの「木」なのです。 |
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薪のパチパチはぜる音、赤い焔、そして木の香り・・・。 これは、他の暖房器具では味わえない心地よさの秘密です。
薪ストーブの焔は部屋を温かくするだけでなく眺めているだけで気持ちまでホットにします。
輻射熱なので、エアコンのあの風のように空気を乾燥させることもありません。
遠赤外線効果で、体も芯から温まって冷えにくいのです。 そして、この上、環境にも優しいなら言うことなしでは? |
(5) 薪ストーブの短所 |
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ただし、当然のことながら薪ストーブには充分な薪が必要です。
薪を切って乾燥させてとなるとかなりの重労働にもなります。 もちろん、薪を蓄えておくスペースも考えなくてはいけませんし。 それでは無理かも・・・という方にはペレットストーブがお薦めです。 |
(6) ペレットストーブって??? |
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木材の廃材を粉にして固め、粒状にした木質ペレットを燃料にしたストーブです。
ペレット(Pellet)は、間伐材や製材の木くず、流木などを粉にし、水分を飛ばして固めてつくられています。
ペレットは間伐した木、おがくず、ダムの流木などを利用するので一切、生態系を破壊することはありません。
取り扱いも簡単で、手を汚すことはありません。(長さ1〜2p、直径6〜12o)
木の持つグニンという物質が圧力と熱で木を固めるため接着剤などは使われておりません。 |
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100%「木」なので安全です。
水分を飛ばして固めてあるので燃焼温度も高く、二酸化炭素を大幅にカットすることが出来、環境にもとても優しく安心、 国内でも有力な自然エネルギーとして期待が高まっています。
煙が出ませんし、 残る灰の量も完全燃焼のため、少量ですみます。
煙突も簡易なので、都心部・マンションにも取付が出来ます。
ランニングコストが薪に比べておよそ5分の一ですみます。 |
燃料の経済性比較表 |
2004.4現在 |
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単 価 |
発 熱 量 |
単 価
(1,000kcal当り) |
木質ペレット |
58円/kg |
4,700kcal/kg |
12.40円 |
電 気 料 金 |
20.67円/kW |
860kcal/kWh |
20.03円 |
ガ ス |
109.75円/m2 |
10,000kcal/m3 |
10.98円 |
灯 油 |
54.60円/リットル |
8,900kcal/リットル |
6.13円 |
薪 |
120円/kg |
5,000kcal/kg |
24円 |
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(7) まとめ |
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薪もペレットも、これまでなかなか利用できなかった木材を生かすことが出来る為、需要が増えれば山林の活性化につながるというメリットもあります。
美しい地球の再生のため、私たち人間の出来るエネルギーの有効利用を考えるときがきました。 |
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